ペット・セメタリー1989年版とリメイク版の違いまとめ※ネタバレあり

ペット・セメタリー1989年版とリメイク版の違い※ネタバレあり

このページでは、映画「ペット・セメタリー」の1989年版と2019年リメイク版の違いをまとめています。

※記事内には、映画本編のネタバレが含まれています。本編未視聴の方はご注意ください。

キャストの変更

1989年版とリメイク版で最も違う点は、やはり「キャスト」となります。

初めて公開されてからリメイクされるまで30年という長い年月が経った事からキャストが大幅に変更されています。

主人公ルイスを「ゼロ・ダーク・サーティ」に出演した事で知られる「ジェイソン・クラーク」が務めています。

さらに、妻レイチェル役を「エイミー・サイメッツ」、それ以外にも、ジョン・リスゴー等の実力派俳優・女優が数多く出演しています。

1989年版と差別化を図るためか、似たタイプではなく、見た目や雰囲気の異なる役者をキャスティングしています。

その結果、同名タイトルで同じ原作でありながら、リメイク版にしかない新しい作品の雰囲気を演出する事に成功しています。

 

ペット・セメタリーの雰囲気が変わった

1989年版のペット・セメタリーは、不気味な雰囲気を全面に出すような舞台となっていました。

しかし、リメイク版では「先住民の土地」や「邪悪な精霊のヴェンディゴ」といった新しい設定が追加されています。

もちろん、墓場という不気味さは残されていますが、そこに「神秘性」を感じる事ができるようになりました。

また、ヴェンディゴの登場により、ルイスが死体を埋めた理由も変更されています。

 

亡くなるのがゲイジからエリーに変更

1989年版では、トラックに轢かれて亡くなるのは「ゲイジ」でした。

しかし、リメイク版では、道路の真ん中を歩くチャーチ(飼い猫)に向かってエリーとゲイジが駆け寄ります。

その際に、横転したトラックが2人に迫ってきますが、亡くなるのが「ゲイジからエリー」に変更されています。

1989年版は、目を離した際の交通事故でしたが、リメイク版では目の前で亡くなるという、よりショッキングなシーンへと生まれ変わりました。

 

結末も大幅に変更

結末が大幅に変更されているといった点も1989年版とリメイク版の大きな違いです。

レイチェルが単独で自宅に帰り、ルイスが生き返らせた子供に襲われるまでの大筋の流れは変わりません。

しかし、生き返った人物「凶暴性」や「悪霊っぽさ」がより強く演出されています。

1989年版が人の愛憎といった精神的な怖さを感じるのに対して、リメイク版はどちらかというホラー感をプッシュしている雰囲気となっています。